この記事では、プロパンガスの適正価格について解説しています。
家計節約を目指す、地方在住の30代夫婦の妻です。
都市ガス並みの料金でプロパンガスを1年半使っています!
プロパンガスって、なんか知らないうちに料金高くなってる気がするんだけど…
もしかしたらそれ、ぼったくられてる可能性大ですよ!
今回はプロパンガスの適正価格についてお話しします。
プロパンガス料金が高いと感じている方、今よりも安く抑えられるかもしれませんよ!
プロパンガスの適正価格を知る
プロパンガスの適正価格はプロパンガス料金案内のガス屋の窓口 というサイトなどで確認することができます。
プロパンガス料金は地域によって相場が大きく違います。
後ほどもお話ししますが、プロパンガスはガスボンベを各家庭に配送するため、雪国や山岳部の場合人件費がかかり、関東圏よりも地方の方がガス料金が高くなっています。
そして関東圏の方がガス会社が多く、価格競争も行われているという理由もあります。
平均価格はどうなっているか
山で雪国な地方の山形県はというと…
山形県の平均ガス料金は、基本料が1,756円、従量単価623円。
高い!!
東京都の平均は、基本料1,576円、従量単価492円。
雪国って生きるのにお金かかりまくりです
基本料も従量単価も、やはり関東圏の方が安くなっていますね。
しかしこれは実際の平均。
次に適正価格を見てみましょう。
適正価格はどうなっているか
山形県の適正ガス料金は、基本料1,600円、従量単価380円~。
東京都は、基本料1,500円、従量単価270円~。
うわー…
基本料は100円ちょっとですが、従量単価は200円以上違っていますね。
基本料は単純計算で1年で1,200円位の差。
そして従量単価は、毎月10m3の使用料だったら1年で24,000円の差。
これは大きな違いです。
そして適正価格交渉をした我が家はというと…
基本料金1,600円、従量単価355円。
今後値上げがあるかもしれませんが、2020年1月現在はこの料金です。
適正価格じゃなかったら、1年半で4万円以上の違いが…
4万円あったら近場で温泉旅行とか行けちゃうよ
ちなみに、都市ガスだと山形県の基本料が820円、従量料金が458円。
基本料は都市ガスの方が断然安いのです。
都市ガスが供給されている地域だったら、プロパンガスよりも都市ガスを選んだ方が良い感じですね!(我が家は供給されていなかったので今でも羨ましい…)
なぜプロパンガスが高いのか
プロパンガスが都市ガスと比べて高いのには、いくつか理由があります。
人件費や設備費がかかる
プロパンガスが高いのは、人件費や設備費が都市ガスよりもかかるからです。
前述しましたが、プロパンガスは都市ガスとは違い、ガスボンベを各家庭に配置する必要があります。
ガスボンベ自体の設備も必要ですし、それを運ぶ人員も必要です。
都市ガスは地面の下のガス管を通して各家庭に供給されるので、人件費はかかりいません。(その分初期費用はかかります)
だから都市ガスよりも、プロパンガスの方が料金設定が高いのです。
うん、この理由は納得できるけど…
価格競争が行われてこなかった
プロパンガス業界は、なぜか価格競争があまり行われてこなかったため、ガス料金が高いままになっています。
普通、相場はあれど民間企業ならば他社よりも良い品物をより安くし、顧客を獲得しようとします。
電力も自由化になって、各社色々なサービスを提供し始めていますよね
携帯会社も格安スマホとか出してきてるし
しかしプロパンガスはなぜか、長い間業者間の競争を避けて高い料金を保とうとしているのです。
”ガス料金”が水道と同じ”公共料金”で、一律に決まっているだろうと疑問に思わない利用者につけこんでる感じですね…。
バカにされてる…!?
会社ごと、家庭ごとに料金が自由設定
プロパンガスは地域によってだけでなく、家庭ごとにも実は料金が違います。
料金設定の決まりが無く、会社が自由に設定できるからです。
まあ、民間企業なので当然といえば当然ですが…
そして、値上げも自由にできます。
しれっと、ちゃんとした理由も無く、通告も無しにいきなり値上げしてきます。
原油価格の高騰とかそれっぽいこと言う時もあるけど、他の家庭は上がってなかったりもするから信用ならないよ
全てのプロパンガス会社が悪質ではないと思いますが、こんなことが横行しているのは事実。
我が家も不当に値上げされるところでした
消費者をナメまくっていますね…。
適正価格のガス会社に変更しよう
もしプロパンガスを使っていて、ご自宅の料金が適正価格とだいぶかけ離れていたら、ガス会社を変更しましょう。
ガス会社を変更するのは簡単で、変更手続きを代行してくれるサービスを使うのがおすすめです。
戸建ての方のみが対象ですが、無料で利用できます。
そして不当な値上げがあった場合、適正価格に戻すように交渉もしてくれます。
我が家も対応してもらい、不当値上げを阻止できました
泣き寝入りする前に、まずは相談してみると良いと思います。
まとめ
以上、プロパンガスの適正価格についてお話しました。
- プロパンガス料金は地域によって相場が大きく違う。
- 実際の平均価格は適正価格よりもだいぶ上回っている。
- プロパンガスは人件費や設備費がかかるため高い。
- 価格競争が行われてこなかったため高い。
- 会社ごと、家庭ごとに料金が自由設定で、不当な値上げが横行している。
- 適正価格のガス会社に変更するのは簡単。
今の自宅に越す前は、従量価格700円位だったのですが、それが普通なんだと思い込んでました
かなりぼったくられてたよね
アパートや賃貸の場合だと、大家さんが契約しているのでなかなか交渉しづらいですしね
安い料金で暮らしている家がある一方で、同じ条件なのに不当に高いガス料金を請求されるのは不公平です。
知らぬが損、というのはまさにこのこと。
ぼったくりガス会社から脱却し、家計を守りましょう!