この記事では、山形県の日本海側にある「オランダせんべいファクトリー」に実際に行ってきた感想をお話しています。
オランダ?外国のせんべい的な?
私も最初はそう思っていましたが…!
昔から地元民に愛されるせんべい工場。
工場見学なのにツッコミどころとユーモアたっぷりな、満足度が高い観光スポットでした!
山形旅行の目的地に加えて間違いない位、私たちは楽しみましたよ!
酒田米菓について
酒田米菓は山形県酒田市にある、昭和26年創業のスナックメーカーです。
山形はお米の名産地でもあるんだよね!
「つや姫」が有名ですが、庄内だと「はえぬき」という品種も美味しいですよ!
酒田米菓のおせんべいは山形県産のお米を中心に、国産のお米のみを使用して作られています。
山形県に住む方は、一度は目にしたことがある位有名なおせんべい「オランダせんべい」。
私も小さい頃からバリバリ食べていました~
その製造工程をわかりやすく、面白く学ぶことができる施設が、オランダせんべいファクトリーです。
オランダせんべいの名前の由来
オランダせんべいの”オランダ”は”私たち”という意味です。
庄内地方の方言で「私たち」を「おらだ」と言うことなどから「私たちの米で作った私たちのせんべい」→「おらだのせんべい」→「オランダせんべい」というふうに名前がつきました。
酒田米菓 公式HPより
そして、こうも書いてあります。
田んぼが広がる庄内の風景がオランダの風景に似ていることや…
酒田米菓 公式HPより
(オランダに似てるかなあ…???)
(後付け感が半端ない…!)
オランダせんべいファクトリーに行ってきた
入場料について
通常、工場見学は入場料がかかります。
一般 | 300円 |
中学生 | 200円 |
小学生以下、65歳以上 | 無料 |
ハンディキャップを持っている方 | 無料(要手帳確認) |
団体 | 15名以上100円引き |
が!
メンバーズカードを作るだけで無料に!!
メンバーズカードを作るのも無料ですし、誰でもすぐに作れます。
受付の方が開口一番に案内してくださいました。
(むしろなんで入場料設定しているんだろう…??)
入口
オランダせんべいファクトリー、実は工場見学の入口が、駐車場から500mも離れた所にあります…!
長っ!!
なんでも、工場全体の長さは545m、工場部の長さは395mもあるんだとか。
天気も良かったので、私たちは駐車場からひたすら歩きました。
500mって歩くと意外と長い…
駐車場からの無料送迎サービスがありますのでご安心ください。
利用すれば良かったよね
エントランス
酒田米菓の商品がずらっと展示されています。
オランダせんべいのマスコットキャラクター・オランダちゃんの衣装らしきものが。
ずいぶんアラビアンな感じ
「オランダせんべいのうた」の楽譜と歌詞。
これがどんなものかというと…
すごいレトロ感!!
うーん、山形に住んでながら、見たことないですね。
そうです!これです!
ちなみに最近のCMは…
時代を感じるね…
工場見学
受付を済ませた後は自由に工場見学ができます。
ツアーでの参加だと、解説をしてくれる方が同行するらしく、私たちも途中追いついて一緒に聞きながら見学しました。
395mの真っすぐに長い工場を見学していくのですが、残念ながら生産内部の写真は撮影不可でした。
実際におせんべいがお米から作られる過程を見学できました!
生産工程の見学も有意義なものでしたが、それよりも面白かったのが見学通路にある展示コーナー!
こちらは撮影OKでしたので、紹介したいと思います。
いきなりのお団子試食コーナー
何の説明もなくいきなり現れます!笑
おせんべいを作る過程で、一度お米をお団子(餅?)にしてから焼き上げるからでしょうか。
みたらし団子、美味しかったです!
お団子はカフェコーナーで色んな種類のものが販売されています。
庄内米から作られるおせんべい
米づくりにまつわる資料の展示です。
実際の米俵に入っているお米の量がどの位か、というと…
米俵1俵=60kgで、茶碗にするとなんと880杯分!
実際に並べられると圧巻です。
おせんべいの豆知識
こんな情報まで!
冷凍庫に入れちゃうとどうなんでしょう。
夏は冷たくて美味しいんでしょうか。
いろんなおせんべい
乾燥剤が入っていたので、たぶん本物です!
日本以外にもおせんべいがあることが驚きでした。
昔のおせんべいを作る機械
ロマン溢れるレトロ機械!
こういう機会仕掛けの物って、ちょっとワクワクしませんか?
謎の写真撮影コーナー
お米、おせんべいの展示コーナーの終わりに、なぜか設置されてある写真撮影コーナー。
無駄にオシャレなガーデンちっくな装い。
私が手に持っているのは、オランダせんべいを模した段ボールです。
とってつけたような、おせんべい要素!
高クオリティなトリックアートコーナー
こちらもおせんべいと関係ないトリックアートコーナー。笑
しかしこれが結構クオリティが高く、工場見学よりもみんなテンションが上がっていました!
〆のおせんべい試食コーナー
工場見学の最後にまた現れた試食コーナー。
今度は焼き立てのおせんべいでした。
ほんのり温かくて美味しかったです!
お土産コーナー
工場見学の終着地点から一歩出たところに、別棟としてお土産&カフェコーナーがあります。
可愛いパッケージで、色んな味のおせんべいがありました!
その中で、山形に住む私のおすすめ商品を紹介したいと思います。
まずはこちら、元祖「オランダせんべい」!
シンプルな塩味の薄焼きせんべいですが、その絶妙な塩加減とパリパリの食感についつい手が伸びる一品です。
こちらも昔からある「鏡せんべい」。
しょうゆ味の薄焼きせんべいが2枚ずつ個包装になっています。
味に雑味が無いというか、スッキリした醤油の味にほんのり甘さが広がる、上品な醤油せんべいです。
こちらは比較的新しい商品「田園ショコラ」。
チョコと玄米せんべいが絶妙に合わさって美味しいです!
オシャレなパッケージなので、お土産にもピッタリですね。
(『交響曲の”田園”の調べのように…』は無理があるような…)
カフェコーナー
お土産コーナーの隣にあるカフェコーナー「cafe de ola」。
おせんべい工場のカフェなのに、フォトジェニックなオシャレなスイーツが揃っています。
私たちが食べたのは、米粉を使ったパンケーキ!
一番上がブリュレになっていて、米粉のもっちりとしたパンケーキと甘すぎないクリームが美味しかったです!
他にも、雑穀ご飯を使用したカレーやドリアなどの軽食や、色んな味のお団子、パフェや、オランダちゃんのねりきりなんかもありました。
工場見学ではなく、カフェだけを目的にしても良いクオリティだと思います!
カフェコーナーの屋上
カフェコーナーの片隅に、こっそり屋上へ続く階段があります。
天気が良い日はぜひ上がってみてください。
最上川という大きな川、庄内平野、山々が一望できて気持ちが良いですよ!
アクセス
営業時間:9:00~16:00(工場見学)、9:00~18:00(お土産・カフェ)
住所:〒998-0832 山形県酒田市両羽町2-24
電話:0234-22-9541
まとめ
以上、オランダせんべいファクトリーを紹介しました。
- 工場見学の入場料は実質無料!
- ひたすら真っすぐに長い工場!
- ちょっと嬉しい試食コーナー!
- 生産工程の見学よりも(?)力が入ってる展示コーナー!
- オシャレで美味しいお土産が沢山!
- フォトジェニックなカフェコーナー!
楽しいし、勉強にもなるし、お腹も膨れて大満足です!
そしてツッコミどころがありすぎ!!
酒田米菓のおせんべいはどれも、とっても美味しいのでぜひ食べてもらいたい一品です。
現在だと、山形市と仙台市のS-PAL内にも販売店があるみたいですね。
公式HPも凝った作りになっていたり、マスコットキャラクターであるオランダちゃんのLINEスタンプも販売していたり。
昔ながらのお店なのに、時代の波に乗って新しいことに挑戦しているのが素晴らしいと思います!
山形へお越しの際は、オランダせんべいファクトリーへぜひ立ち寄ってみてください!