この記事では、在宅フリーランスとして開業して3年目の私が感じたフリーランスのメリットとデメリットを紹介しています。
私は2020年の9月に自宅を事業場所として開業し、在宅フリーランス(主に動画編集)として働いてきました。
実際に在宅フリーランスとして働いて、自分で事業をするという難しさを感じながらも、仕事に対する想いや姿勢が会社員の時よりも良いものになったなと感じています。
今回は「在宅」「フリーランス」として3年目の、個人的に感じたメリットとデメリットをお話したいと思います。
- フリーランスに憧れを持っている人
- 在宅ワークをしたい人
- 子育てしながら働きたい人
「在宅」かつ「フリーランス」という働き方は、「育児と仕事の両立」という理想に限りなく近づける働き方です。
フリーランスでも仕事の種類によっては、当てはまるものと当てはまらないものはありますが
全ての人にオススメできる簡単な働き方ではありませんが、会社員という働き方に悩んでいる方の参考になれば幸いです。
\ 動画でも解説しています /
在宅フリーランスのメリット
働く「時間」「日にち」「場所」を自分で決めることが出来る
在宅フリーランスの最大の特徴でもありメリットでもあるのは、働く「時間」「日にち」「場所」を自分で決めることが出来ることです。
フリーランスとして自分で開業するということは、会社で例えると社長になるということ。
働く「時間」「日にち」「場所」…求人票に掲載される労働条件を決められるというよりは、自分自身で決めなければ何も始まりません。
自分で決めなければならないというのは責任が大きく難しいことなのですが、臨機応変に自分で調整出来るので仕事とプライベートの両立もしやすくなります。
特に私の場合、娘が体調不良で一週間ほど保育園を休まなければならない時があったのですが、合間を見つけて細切れ時間になっても仕事を進めることが出来たり。
平日に保育園の行事や通院が必要になった時には、代わりにその日の夜や休日に仕事をして〆切内に余裕を持って納品することも出来ました。
「場所」の自由=通勤時間を短縮して余白時間を極力減らして
→「時間・日にち」の自由=臨機応変にスケジュール変更する
→家族と過ごす時間も持ちつつ、仕事もしっかり出来る
自分の頑張り次第で、仕事も育児も両立を目指せる働き方が出来るのは、大きなメリットです。
やりがいを見出しやすい
私がフリーランスとして働いてから、会社員時代と比べて大きく変わったのは、仕事に対するやりがい意識です。
会社員時代にもそれなりにやりがいを持って仕事をしていたのですが、お客様からお礼をいただいても、私個人の成果というより「会社の成果」へのものと感じてしまい、物足りなさを感じていました。
しかしフリーランスになって、ご依頼を下さったクライアントや私のコンテンツを見て下さった方から、ダイレクトにお礼や賞賛の声をいただいた時、それまでの苦労が吹っ飛ぶくらい嬉しく「やってて良かった!」と心から思えるようになりました。
正直、全てを自分でやらなければならないプレッシャーは大きく、しんどい時の方が多いです。
しかし、ダイレクトに自分への評価をいただけると、それがモチベーションとなり更に喜んでもらいたくて頑張れる。
評価をいただけなくても、頑張った分は自分の経験になるので、無駄なことはありません。
やらないと痛い目を見るのは自分ですが、やった分だけ自分の財産に出来るのもフリーランスの大きなメリットです。
人間関係がフリー
「在宅」「フリーランス」は「働く時間・日にち・場所を自分で決めることが出来る」とお話しましたが、「一緒に働く相手」も自分で決めることが出来ます。
自分で開業したフリーランスには、尊敬できない上司や嫌味を言う同僚はいません。
行きたくない飲み会に付き合う必要もありません。
逆に、叱ってくれる人や責任を持ってくれる人もいないんだけどね
商品やサービスの対象である顧客や、一緒に働く仲間を選ぶことが出来ます。
自分の好きな顧客・仲間と気持ち良く仕事をすると、仕事って嫌なものじゃないんだなと実感出来ます。
「会社の掃除」へのモヤモヤ解消
「在宅」フリーランスの職場=自宅なので、普段通りの自宅の掃除をするだけで良くなります。
当たり前と言えば当たり前なのですが、これは思わぬ副産物でした。
通勤会社員の場合、多かれ少なかれ、会社の掃除はしなければならないところが多いのではないでしょうか?
私も前職では担当ローテーションで、自分達で会社の掃除をしていました
幸い極端に汚す人はいない職場で、毎日の掃除自体は15分程度の簡単なものでしたが、それでも掃除って面倒ですよね。
こんなことを言ってしまうと私のズボらさが露呈してしまいますが、出来れば面倒な掃除は避けたいのが本音。
自分や家族ではない誰かが汚したものを掃除しなくてはならないのが、地味にストレスでした。
しかし「在宅」フリーランスの職場=自宅なので、汚すも汚さないも、綺麗にするもしないも?自分次第。
「会社の掃除」へのモヤモヤが解消されました。
在宅フリーランスのデメリット
全てを自分でやらなければならない
フリーランスの最大のメリットでもある「自由」は「責任」と表裏一体。
全てが「自由」である分、全ての責任は自分で持つ必要があります。
働く時間や日にちを自分で決めることが出来る分、仕事の進め方や時間配分を間違っても、誰も何も言ってくれません。
その結果〆切に間に合わなかったり、思うような成果があげられなくなってしまいます
また、仕事の内容も自分で決めることが出来る分、自分自身が率先して動かないと「無」です。
仕事は何もないところから湧いてきませんし、もちろん売上もありません。
どんどん自分から営業活動をして、仕事を獲得していかなければなりません。
全てを自分で管理して、自分で動かしていく意識と覚悟がフリーランスには必要になってきます。
収入が安定しなくて不安
「在宅」というところは関係ないのですが、仕事の内容によってはフリーランスは収入が安定しません。
これはフリーランスのデメリットとして、よく挙げられるものですね。
私はWeb業界未経験からスタートしたのでまだまだ駆け出し。
ご多分に漏れず、動画編集にしろ、こういったブログやYouTubeでの情報発信にしろ、収入がとても不安定です。
ご依頼が少ない時期もあれば、来る時は同時に色々な方からご相談をいただき、仕事が立て込むことも
駆け出しの頃はなおさら会社員と違い毎月の収入が安定しないので、事業が安定するまでの間、生活していけるだけの資金と心の余裕が無いと苦しくなります。
社会保険料の負担の大きさを感じる
フリーランスになってから、社会保険料の負担の大きさを身に沁みて感じます。
社会保険料とは、国民健康保険料や国民年金保険料のこと。
会社員の頃、健康保険料は勤めていた会社が半額負担してくれて、更に給料から天引きされていたので、支払っている実感があまりありませんでした。
しかしフリーランスとして開業すると、自分で国民健康保険に加入し、全額支払わなければなりません。
この国民健康保険料は前年度の所得に応じて支払う金額が変わってくるので、会社員時代に多く稼いでいればいるほど、フリーランス開業した初年度の保険料の負担は大きくなりがち…。
月々の収入が不安定な駆け出しフリーランスにとっては、痛く感じてしまいます…😭
国民健康保険も国民年金保険も必要なものなので、きちんと支払わなければならないのですが、気持ち的に支払い額の大きさにビビってしまいました。
水道光熱費は上がる
私は「在宅」フリーランスなので仕事場=自宅、ということで、自宅の水道光熱費が上がりました。
会社に出かけるわけではないので、当然と言えば当然ですよね。
仕事の内容によって人それぞれですが、私は基本的には1日中自宅で仕事をしているので、空調はほとんどずっと使っています。
空調を使わなくて良い季節って、意外と少ないですよね
電気代高くて涙目
設定温度を調整すれば多少節約は出来るかもしれませんが、会社員時代よりは単純にエアコンの使用時間が長くなるので水道光熱費は上がることが多いでしょう。
コワーキングスペースやカフェで仕事をすれば水道光熱費は節約出来ますが、利用料やカフェ代はもちろん自己負担。
在宅ワークは快適ですが、その分の水道光熱費は負担しなければならない、ということは覚えておいた方が良いでしょう。
油断すると太る
これは完全に私の個人的な体感…というか、私の怠惰からくるものですが、在宅フリーランスは油断すると太りがちです。
通勤しなくても良いし、パソコンを使った仕事なので、下手をしたら1日中座りっぱなしで、ほとんど歩かない日も。
意識しなければ、確実に運動不足になります。
太るだけでなく、健康的にも良くありません。
贅沢な悩みだよね!!
ただ、これは自分の意識で改善することが出来ます。
在宅フリーランスの強みは働く「時間」「日にち」「場所」を自由に決めることが出来ること。
健康管理も仕事のうち、ということで、仕事の時間を調整して、意識的に運動する時間を確保することが可能です。
私は可能な限り毎日、1日30分の軽い筋トレを取り入れています
自由な在宅ワークだからこそ、仕事も健康も「自己責任」できちんと向き合わなければいけませんね。
在宅フリーランスは大変だけど最高!
以上、「在宅」「フリーランス」の個人的に感じたメリットとデメリットをお話しました。
- 自分の頑張り次第で、仕事も育児も両立を目指せる働き方が出来る。
- やらないと痛い目を見るのは自分だが、やった分だけ自分の財産に出来る。
- 自分の好きな顧客・仲間と気持ち良く仕事をすると、仕事って嫌なものじゃないんだなと実感出来る。
- 全てを自分で管理して、自分で動かしていく意識と覚悟が必要。
- 収入は安定しなく、出費も全て自己負担なので資金と心に余裕が必要。
- 仕事も健康も「自己責任」。
在宅フリーランスは、私にとっては最高な働き方です。
ただこの働き方は、旦那さんの協力と後押しが無ければ実現出来ないものというのも、いつも実感しています。
本来であれば、もっと若いうちからスキルを身に付けて、一人でも安定して稼げるようになってからフリーランス開業するべきで。
私一人の人生ではない現状で、リスクをとって色々なことに挑戦出来ているのは、家族の理解があるからです。
いつもありがとう!!
先にも書きましたが、在宅フリーランスは「自由」なだけでなく、仕事も健康も「自己責任」の難しい働き方。
全てを自分で管理して、自分で動かしていくというのは、孤独で辛いことも多いです。
でも、会社員としてなんとなく働いていた時よりも、「誰かに喜んでもらえる仕事をする」という本当の意味での「働くこと」のやりがいを実感出来て、日々の充実度が上がりました。
私はフリーランスとしてまだまだ未熟ですが、この気持ちを忘れずに日々頑張りたいと思います!
このお話が、会社員という働き方に悩んでいる方の参考になれば幸いです。